NOとはっきり言わずに上手に断る6つのテクニック

突然ですが
「断る」ってハードル高くありませんか?

スパッと言い切ったら角がたつ
やんわり伝えたら
断ったと思われなかったり

そんなあなたに
上手に断るテクニックをお伝えします。

日本人の円滑なコミュニケーション
=はっきり言わない

「なぜ断りにくくなるのか」
の背景から見ていきましょう

日本人の円滑なコミュニケーション
=はっきり言わない
がいわゆる「文化」なんです。

曖昧な表現こそ美的な文化
が日本にはありますよね。

いわゆる
わびさびの世界

日本の教育もそれを習っています。

みんな一緒のことをやらなければ
協調性がないって言われるとか

なんとなく
足並みを揃える空気が見てとれませんか?

要は言わなくても
察しなさいよ文化

ことわざで
「言わぬが花」
って最たる例だと思います。

こちらも柔らかく言う代わりに、
そちらも察してくださいねっていうので
成り立つ日本社会なのですよ。

これは言い換えれば
相手を否定しないやさしさ
ともとれますね。

「愛している」
=「月が綺麗ですね」

昔からの美しくもある文化ですが
察する読む文化でもあるので

ストレートに断ることに
ひっかかりを感じるのでしょう。

相手を傷つけたくないから
やんわり伝える
だから察してになるというわけです。

でも
察してくれない人も
中にはいらっしゃるから
お困りじゃないですか?

画像はイメージ(イラストACより)

NOと言わずに上手く断る6つのテクニック

ではいよいよ
上手く断るテクニックです。

断ることは悪いことではない

断ることは相手を傷つけてしまうとか
嫌われてしまうと思いがちな私たち。

まず断ることは悪いことではない
ってことを念頭に置くべしです。

曖昧な返事は逆に
相手を期待させてしまいます。

特にお仕事の期限の場合、
できないことをやんわり伝えて
相手に伝わっていない方が
トラブルや迷惑になります。

断った方がお互いのためになる
場合があるはお忘れなく。

角が立たないよう意思表示をする

「できません!」
なんて答えたら
それはそれで大変ですよね。

ポイントは
意思表示は明確に否定はしない
です。

「せっかく声をかけてくれたのに…」
という気持ちはわかりますが。

イケないものはイケないし、
できないものはできないので、
それはきっちり伝えましょう。

先ほど書いたように
お伝えしない方が不親切なんです。

その上で
頼んでくれたことや
誘ってくれたことへの感謝を足せば
そんなに角はたちません。

「一緒にご飯行きませんか?」

って言われたとしたら、
よほど嫌いな方でなければ、
ちょっとうれしいですよね。

相手の時間を割いて
ご飯を食べたいと思ってくれた
わけですよ。

そこに関しての感謝を伝えます。

「お声がけありがとうございます」
とか
「誘っていただけて嬉しいです」

相手の気持ちを汲んだ上で、

「ごめんなさい
 都合が悪くて行けないんです」

明確にYESかNOを伝えてみましょう。

断ってはいるけど、
角は立たないはずです。

断る
画像はイメージ(イラストACより)

表情や間を上手に使う

表情や間を上手に使うとは、
いわゆる顔芸を使うことです。

会長の場合、
一瞬目を見開きうれしい表情を見せたあと、
眉を困り眉にして
「うれしいんですが行けないですわ…」
と顔芸をします。

そうすると
あ、無理なんだなと察してくれ
相手は退いてくれます。

顔芸大事です!
察する文化を大いに利用しましょう。

その他にも
声のトーンを変えることも有効です。

ちなみに困った顔が相手に伝わるには
結構練習が必要なので、
鏡の前でしてみてくださいね

代案が大切

お仕事の場合はこれがおすすめ!

火曜日までにお願いしたい
と頼まれて厳しい場合、

「水曜日か木曜日なら大丈夫なんですが」

と代案を示すと
わざわざ
火曜日は駄目と断らなくても、

「火曜日駄目なんだよね」
が相手に伝わります。

イエスを前提にして断る

断る
って否定じゃないですか。
だから断りづらいんです。

ならば否定形ではなく、
肯定的(イエス)で断ればよいのです!

例えば、
お誘いを断る場合に
「都合がつくときに私から連絡しますね」
と答えるパターンです。

その後
連絡をしないってことは
「行けません」になるため、
察してくれる人は
そこで察してくれます。

何回もお誘いされる時に
有効な断り方ともいえますね。

ただ察しない人は
何回でもメげずにお誘いするので、

こちらもメげずに
「こちらから連絡しまぁす」
と対応するか
ガッチリ断ってしまうかの2択
となります。

まぁたいていの人は
こちらから連絡がない時点で

「無理なんだな」
「僕と会いたくないんだな」
「私は行きたくないんだな」

って察してくれます。

「また落ち着いたらこちらから連絡します」

「誘ってくれてうれしいんです。
行けたら行きます」

も使えるフレーズです。

相手のほうか察してくれます
画像はイメージ(イラストACより)

冗談めいた口調で断る

その人との関係性にもよりますが、

会長はよく
「なんで?」
って返しを使います。

明らかにこちらがやることではないこと
を振られた場合など

「え?なんで?」

と返します。

あくまで
すっとぼけたように
冗談めかしたように
放つのがポイントです。

断ってもいない
受けてもいない

理由を聞いているだけなので
角は立ちません(笑)

予想外の返しに相手が躊躇っている間も
ずっと
すっとぼけた顔を作ってますね。

「悪意はないよ」
「疑問だよ」

の立ち位置なので、
普段の関係性が良好な場合に限りですが、
大概お断りの方向に話が進みます。

人間関係も事前準備が8割

お断りするのに重要なことは
事前準備
です。

仕事は段取り8割と言いますが、
人間関係も段取り8割。

あらかじめ雑談などで
「私はこれは断るよ」
を織り混ぜておきましょう。

会長は大勢の集まりは苦手
+人見知りなので、

「実は大勢の集まりはなんか苦手なんですよねー」
「初対面の人ってちょっと緊張するんですよねー」

と伝えておくのです。

そうするといきなり
「ランチ会いこうよ」とはならず、
「集まりあるけどどうする?」
と聞いてもらえます。

断られるかもしれないなって
相手も断りの受入れ準備をしてくれているので、
断るにしても断りやすくなるわけです。

『いやぁちょっと…』
困った顔をしたら

「そーだよねー大勢苦手だもんねー」

全く角立たず
むしろ察してもらえたりします。

『いこっかな』
と答えた場合も
相手は断られる前提なので、

それを受入れたとなると、
結構喜ばれるというオマケつき(笑)

人間関係も段取り8割!
スムーズな関係性は事前準備からです。

この記事を書いている人

笹本ゆかり
笹本ゆかりコミュニケーション達人会会長
『コミュニケーションが苦手』と言い切る鎖国主義な私が主催するコミュニケーション達人会。人との付き合い方、自分との付き合い方、そして今の時代避けることができないSNSで付き合い方(文章術)を紹介しております。

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