ヤマアラシのジレンマの寓話から人間関係の距離の大切さを学ぶ
2024年5月23日更新
人間関係を例える話は、
以前ご紹介したビュリタンのロバを
始めいくつかあります。
今回お話する
ヤマアラシのジレンマもその1つ。
ヤマアラシのジレンマとは
哲学者のショーペンハウエルの寓話を
元にした人間関係の例え話です。
早速話の内容をご紹介します。
ある寒い日のこと。
ヤマアラシは1匹でいると寒いので。
お互いにくっつこうとしました。
ですが、
お互いの針が刺さって痛くて
くっつけないのです。
でも、
離れると寒くてたまらないし…
くっつきたいのにくっついていられない
離れたいのに離れられない!!!
![](https://arafo-woman.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/907ca4e49cc57738725e52843efb7e38.jpg)
このジレンマが
人間関係に似ているという例え話
です。
くっつきすぎると痛い例だと
どんな場面が思い浮かぶでしょうか?
親しくなると、
ついこのくらいいいだろうって
言ってしまうことってありますよね?
油断が生まれるのか
「え?その髪型変だよ」
とつい口走ってしまい、
相手を不快にさせてしまう。
それだけではなく、
相手から思わぬ反撃の言葉をもらい、
嫌な思いをしてしまったり。
『親しき仲にも礼儀あり』
とは正にこのことです。
しかし大事なのは
人間関係の距離感や価値観は
人それぞれであるということ。
ヤマアラシでいう針の長さはそれぞれで
あなたは針が短くてこのくらい平気だろう
と思って近づいたら…
自分の針より相手の針が
予想以上に長いこともあります。
自分のことは案外自分でわからないですしね。
痛いから離れていたいと思っても
仕事やママ友など社会で生きていくために
完全にきれない関係も少なくありません。
- 相手の針の長さ
- 自分の針の長さ
ここは長いけどここは短いぞ
今日はいつもより針長いー!
今日はいつもより痛みに鈍感かもしれない。
個人個人と場所や時間で
様々な変化が起こる人間関係において
適度な距離感を保つ。
これは
円滑なコミュニケーションには
重要なポイントです。
あなたの針は相手の針と比べてどうですか?
この記事を書いている人
![笹本ゆかり](https://arafo-woman.com/wp/wp-content/uploads/2014/11/a-86-150x150.jpg)
- コミュニケーション達人会会長
- 『コミュニケーションが苦手』と言い切る鎖国主義な私が主催するコミュニケーション達人会。人との付き合い方、自分との付き合い方、そして今の時代避けることができないSNSで付き合い方(文章術)を紹介しております。
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